
英語を身に着けたいと考えたときに、語学留学をイメージする人は多いでしょう。英語だけが話される環境に身を置き、徹底的に「英語漬け」になることで確実に英語力が磨かれます。語学留学先はどこもそれぞれ違った魅力があり、どこを選べばよいか迷ってしまうときに、おすすめの留学先と、留学先の選び方について紹介します。語学留学したいと考えている人はぜひ参考にしてください。
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留学先を選ぶときのポイント
語学留学できる国や地域は世界中に多数あるため、どんなことに気をつけると良いか迷ってしまうという人も多いでしょう。留学先を選ぶときに注目したいポイントを紹介します。
話される英語の品質
語学留学して英語を身に着けたいと決めれば「周囲で話される言語がすべて英語」という環境が、英語力の上達のためには望ましいでしょう。
英語漬けの環境であれば、必然的にリスニング・スピーキング・リーディングなどがすべて英語となるため、英語圏の国や地域を選ぶ方が上達につながります。そのため、留学先としては、母国語や公用語が英語の国や地域を選択するとよいでしょう。
また、英語圏の国や地域でも、場所によって訛りやアクセントに違いがあります。「アメリカ英語」「イギリス英語」などと言われるように、同じ英語でも発音や言い回しが異なることがあるため、どのような英語を身に着けたいかを考え、希望に合うエリアを選択しましょう。
費用対効果を考える
留学には当然ながら費用がかかります。費用対効果やコストパフォーマンスを意識して留学先を決めることも重要です。
通学する学校の学費はもちろん、国や地域によって物価が異なるため、同じ期間留学しても、かかる費用が大きく変化することがあります。
レッスン内容などにはよりますが、アジア圏は欧米に比べて費用が安い傾向にあります。語学留学を通して何を学べるかが大切ですが、費用面も踏まえて、計画的に留学先を選択しましょう。
日本との生活環境との違いに注意
留学先によって、気候や湿度、食生活や住居などが全く異なります。
普段住み慣れている日本と大きく環境が変わるため、留学先の国や地域の生活環境に馴染めずに、苦労するケースも考えられます。食事が合わず、留学を楽しめなかったという感想がよく見受けられます。
他にも、文化の違いや食生活の違いはよく紹介されますが、気候やロケーションなどを調べずに留学すると、日本とのギャップに驚かされたり、疲れが出ることもあります。日本のように四季がはっきりしない国もあるため、年間を通して気温に変化があるかなどもよく調べておきましょう。
また、疲労が深刻になり、大きなストレスを抱えると、体調不良を起こしてしまい、学習がままならない状況になることもあります。留学を楽しんで継続するためにも、留学先がどのような環境かは事前によく調べておく方が無難です。
治安の良さ
日本で生活していると、治安について意識することは少ないかもしれませんが、留学先によっては、周辺地域の治安に気をつけないといけない場合があるため、注意が必要です。
留学で滞在する区域に危険なエリアはないかなど、トラブルや事件・事故に巻き込まれないように、入念に調べておきましょう。また、語学学校を離れてプライベートな時間を楽しむときも、安全・安心に満喫できるように、防犯対策しておくと良いでしょう。
学習のレベルや環境
留学先で語学をしっかりと学べる、学習のための環境が整っているかどうかも重要です。
語学学校の情報は、立地や学習コースなどのほかに、授業の具体的な内容や、留学している学生数などもチェックしておきましょう。
留学生が多い環境であれば、仲良くなってより語学力を高められる可能性が高まります。また、語学習得に適切な学習内容となっているか、学ぼうとしている語学学校の具体的な授業内容も調べておくと、留学先でのミスマッチを防げます。
おすすめの留学先4選
留学先を選ぶときに注目したいポイントをおさえた上で、おすすめの留学先4選を紹介します。
移民が多く治安の良い「カナダ」
カナダは北米に位置する広大な国で、快適な都市部と、山脈などの雄大な自然が魅力的な国です。
カナダには移民が多く、外国人や留学生に寛大で、比較的馴染みやすいという特徴があります。多様なバックグラウンドを持つ人々が生活しており、留学生が馴染みやすい国民性であるため、比較的過ごしやすく、環境の変化によるストレスを軽減できる可能性があります。
語学学校の種類も豊富で、ホームステイのほか、シェアハウスや学生寮などといった選択肢があり、自分に合った留学スタイルが選べます。
また、カナダの公用語は英語とフランス語のため、フランス語も学びたいという人にはさらにおすすめです。
のんびりとした環境で学べる「ニュージーランド」
南半球に位置するニュージーランドは、広大な牧草地など自然豊かな島国です。
ニュージーランドでは、語学留学だけでなく、ワーキングホリデーや、学生ビザを利用して現地で就労が可能であるため、「学習しながら働ける」というメリットがあります。「留学費用などを現地で稼ぎたい」「語学力を活用して現地で働いてみたい」と考える人には大きな魅力があります。
自然豊かでのんびりとした環境に加え、明るくフレンドリーな国民性で、穏やかに留学期間を過ごしたい人に適しているといえます。のんびりとした環境でゆったりと学習したいと考えている人におすすめです。
世界のあらゆる分野を牽引する「アメリカ合衆国」
アメリカ合衆国は日本人の留学先として高い人気を誇っており、広大な国土に、魅力的で個性にあふれるさまざまな州で構成された国です。
語学学校や留学のための地域があり、語学留学先としても選択肢が多いので、滞在期間や目的などに合わせた学び方を選べます。専門性を高めたい分野があり、専門性に対応した語学を学びたいなど、明確な目的がある場合でも、細かいニーズに合わせた留学が可能です。
世界的に名高い観光地や、世界トップクラスの技術やアートに触れられるので、語学以外の要素も楽しみたい人には申し分のない留学先と言えるでしょう。多様な価値観を持つ人が集まるため、国際的な感覚を養えることも期待できます。
アメリカ合衆国は語学留学を通して、英語だけではなく、さまざまな分野の経験や体験を味わいたい人におすすめです。
短期留学に適した「フィリピン」
アジアのビーチリゾートの印象の強いフィリピンは、公用語が英語とフィリピン語で、日本から約5時間で到着できる島国です。中でもセブ島は日本人の人気の高い島です。
フィリピンで語学留学をする場合は、マンツーマンレッスンを受講でき、費用も欧米諸国と比較して安いため、コストを抑えて短期間で英語力を身に着けたい人におすすめです。
雨季と乾季があり、年間を通して暖かい気候で、美しいビーチも多数あるため、語学だけではなくアクティビティも満喫したい人には特に魅力的と言えるでしょう。
まとめ
今回は、語学留学を検討している場合におすすめの留学先と、留学先の選び方について解説しました。語学留学するにあたっては、コスト面や費用対効果を勘案し、語学留学先を選択しましょう。また、日本とは文化も環境も異なる海外へ滞在することになるので、現地での生活がストレスにならないかをよくイメージしておくことも大切です。語学留学での英語力習得のチャンスを確実に活かせるよう、今回の記事を参考に、自分にぴったりの留学先を選びましょう。