海外留学は、語学を学ぶだけでなく人生を豊かにする大きな経験です。しかし、その夢のような留学生活に突然「学校の倒産」というリスクが立ちはだかることをご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では語学学校の経営破綻は決して珍しいことではなく、多くの留学生が不意のトラブルに巻き込まれています。とくに、授業料を支払った直後に学校が閉鎖されると、多額の損失を被るケースも少なくありません。しかしそんななか、ニュージーランドだけは他国と異なる制度により、万が一の事態でも留学生のお金を守る仕組みが整っています。この記事では、語学学校の倒産リスクと留学生への影響、そしてニュージーランドだけが安全な理由について詳しく解説していきます。
語学学校倒産のリスクとその背景
海外での語学留学は夢と希望に満ちていますが、その裏には「倒産」という現実的なリスクが潜んでいます。経営状況が不安定な語学学校では、ある日突然学校が閉鎖され、留学生が大きな被害を受けることもあります。
このセクションでは、そのリスクの構造と背景について詳しく見ていきましょう。
突然やってくる閉鎖の知らせ
語学学校の倒産は、前触れもなく起こることがあります。昨日まで授業が行われていた教室が、翌日には「閉校」の張り紙とともに閉ざされていたという例も少なくありません。
とくに、私立の小規模校や、収益のほとんどを留学生の授業料に頼っている学校では、少しでも入学者数が減少すると資金繰りが苦しくなり、一気に経営破綻へと進む危険があります。
運営側も倒産の情報を事前に公開する余裕がないまま閉鎖に至るため、留学生は状況を把握する前に被害を受けてしまうのです。
さらに厄介なのは、多くの語学学校が民間企業として運営されている点です。公的支援を受けられるわけではないため、経営が苦しくなっても倒産や閉鎖を免れる仕組みがありません。
事業継続の目処が立たないと判断されれば、あっという間に撤退を決めるケースもあり、留学生側に説明責任が果たされないまま突然終わってしまうということも、十分に起こり得るのです。
「評判が良い学校」でも安心できない現実
語学学校を選ぶ際、多くの人は口コミや評価を参考にします。しかし、外からは順調に見えても、実際の財務状況や内部事情は分かりません。過去には、評判も良く在校生も多かった語学学校が、数週間後に突然閉鎖されたという例も報告されています。
つまり、情報収集をしっかり行っても、内部の経営リスクまで見抜くのは非常に難しいのが現実です。このような背景から、「絶対に安全な学校」というものは存在しないと考えるべきでしょう。
このように、語学学校の倒産は決して他人事ではなく、誰にでも起こりうるリスクであることが分かります。とくに資金面での損害は大きく、安心して留学生活を送るためには、事前の情報収集と制度面での保障を重視する姿勢が求められます。
留学中に学校が閉鎖されたらどうなる?
語学留学の最中に、通っていた学校が突然閉鎖される…それは決して映画のなかの話ではありません。現実として起きており、多くの留学生が学びの場を失い、想定外のトラブルに直面しています。
とくに金銭面や学業の継続に大きな影響を及ぼすことから、事前の備えが重要です。
授業料の返金は難しいケースが多い
学校の倒産に伴って最も問題になるのが、すでに支払った授業料や滞在費の返金です。多くの国では、授業料が学校の口座に直接振り込まれるため、倒産後はその資金が法的に凍結され、返金がほぼ不可能になります。
仮にエージェントを通じて支払っていたとしても、最終的にその費用が学校に送金されていれば、返金交渉は極めて困難です。
また、保険や補償制度が整っていない国では、泣き寝入りせざるを得ないケースも少なくありません。実際に数十万円から百万円単位で損失を被った留学生の報告もあります。
救済システムはあるのか?
国や学校によっては、閉鎖後の生徒を他校へ転校させる「救済システム」が用意されている場合があります。Fujiyama Internationalによれば、オーストラリアやカナダでは一部の教育機関が、同一都市内の提携校に編入させる取り組みを行っているとのことです。
また、GAELA(Global Alliance of Education and Language Associations)という国際団体に加盟している学校の場合、そのネットワークを活用して他校への転校支援が受けられることもあります。
ただし、すべての国・学校でこうした制度があるわけではなく、転校先の学費が高額になる、ビザの再申請が必要になるなど、現実には多くのハードルが存在します。
このようなトラブルを避けるためには、留学前に制度の整った国や学校を選び、緊急時のサポート体制についても確認しておくことが重要です。
ニュージーランドが唯一安心な理由
語学学校の倒産リスクが避けられないなかで、唯一「安心できる留学先」として注目されているのがニュージーランドです。なぜこの国だけが、留学生のお金と学びを守れる体制を整えているのでしょうか。
その理由を具体的に見ていきましょう。
政府管理の「パブリックトラスト制度」で授業料が保護される
ニュージーランドには「パブリックトラスト(Public Trust)」という制度があります。これは政府が管理する信託機関で、留学生が支払う授業料やホームステイ費用はこの機関に一時保管されます。
学校は生徒の受講状況に応じて段階的に資金を受け取る仕組みのため、万が一倒産した場合でも、未使用分の授業料は信託口座から返金されるのです。
この制度により、留学生は経営リスクに左右されず、安心して学びに集中することができます。
厳格な認可基準と監査体制で透明な学校運営が徹底されている
ニュージーランドでは、語学学校の設立・運営にあたり、政府からの厳しい認可基準をクリアする必要があります。教育品質はもちろん、学生保護の観点からも定期的な監査が義務付けられており、運営の透明性が確保されています。
このような制度により、詐欺的な学校運営や突然の閉鎖といったリスクを大きく減らすことができます。
国全体が留学生を保護しようという意識を持っている点でも、非常に信頼できる留学先と言えるでしょう。
このように、制度の整備と政府の管理が行き届いたニュージーランドは、語学留学において「最も安心できる国」としての評価を得ています。今後の留学先選びでは、教育内容と同時に「制度の安全性」にもぜひ注目してみてください。
まとめ
語学留学は多くの学びと出会いを与えてくれる貴重な経験ですが、その裏には語学学校の倒産という予期せぬリスクが潜んでいます。とくに経営基盤の弱い学校では、突然の閉鎖により授業が受けられなくなるだけでなく、支払った授業料が戻ってこないという深刻な問題も発生します。こうした状況のなか、ニュージーランドだけは「パブリックトラスト制度」や政府による厳格な監査制度により、留学生の資金を守る体制が整っています。安心して学びに集中できる環境が整っている点で、他国とは一線を画す存在と言えるでしょう。また、他国においてもGAELA加盟校であれば、倒産時に他校への転校がサポートされる可能性がありますが、それが標準ではなく、個別対応である点には注意が必要です。こうした制度の違いを理解していないと、いざというときに対応できず、精神的・金銭的にも大きな負担を抱えることになりかねません。これから留学を考える方は、学ぶ内容だけでなく、万が一に備えた制度の有無や信頼できる教育機関を見極める視点を持つことが大切です。安心して夢を叶えるためにも、制度面での安全性を意識した計画を立てましょう。
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引用元:https://www.ginapartners.com/
Gina & Partnersは、豊富な現地コネクションや手厚い現地サポートが魅力の、ニュージーランド特化型専門留学エージェントです。ニュージーランド国内の3拠点それぞれに日本人スタッフが常駐しているため、安心して滞在が可能です。
また、ニュージーランド人の代表によるビザ取得サポートをはじめ、学校手配のカウンセリングや就業サポートプログラムなど、幅広い支援体制が用意されているのも大きな特徴といえるでしょう。