留学費用で見落としがちなのが「学生ビザ申請費用」です。国により数千円から約20万円まで大きな差があることをご存じでしょうか?知らずに選ぶと、渡航前から十数万円も損をするかもしれません。本記事では主要英語圏のビザ費用を徹底比較し、初期費用を圧倒的に安く抑えられる「もっともお得な留学先」をご紹介します。浮いた資金を現地での体験に回す、賢い留学プランを、この記事で見つけてください。
学生ビザ申請にかかる費用の基礎知識
留学準備において見落としがちなのが、渡航許可を得るために必ず支払わなければならないビザ申請費用です。金額は一定ではなく、為替レートや申請方法により変動するため、仕組みを正しく理解しておくことが予算オーバーを防ぐ鍵となります。
ビザ申請料は渡航許可を得るための必須費用
留学の準備を進める際、語学学校の授業料や航空券代、滞在費といった目立つ出費には目が行きます。しかし、意外と見落としがちなのが、渡航先に入国し滞在するために必要な「ビザ申請料」です。
3か月を超える長期留学では、多くの国で学生ビザの取得が必須となります。ビザ申請料は、国により数千円で済む場合もあれば、十数万円となるケースもあり、留学の初期費用総額を左右する費用のひとつです。
ビザ本体の申請料に加え、生体認証の登録料や、特定の健康保険への加入が義務付けられる場合の保険料など、付随する費用が発生する場合もあります。
為替レートや料金改定により金額は変動する
ビザ申請料は、日本円ではありません。基本的には留学先の国の通貨(米ドル、豪ドル、ポンドなど)で設定されており、支払い時の為替レートにより料金は変動します。円安傾向が続いている状況では、現地通貨での金額が変わらなくても、日本円に換算すると以前より高い場合があるため注意が必要です。
留学先政府の政策により、ビザ申請料自体が予告なく改定されることも珍しくありません。近年は、留学生の受け入れ人数調整や物価上昇にともない、申請料を値上げする国も出てきています。
数か月前の情報と現在の料金が異なることがあるため、各国の大使館や移民局の公式サイトで最新の料金表を事前に必ず確認しましょう。
オンライン申請と窓口申請で料金が異なる場合がある
ビザの申請方法には、主にインターネットを通じて行う「オンライン申請」と、大使館やビザ申請センターの窓口に出向いて行う「窓口申請(または郵送申請)」の2通りがあります。近年では手続きのデジタル化が進み、オンライン申請が主流です。どちらの方法を選ぶかにより費用が異なる場合があります。
人件費や事務処理の手間がかからないオンライン申請の方が安い傾向です。窓口申請の場合は、申請センターまでの交通費や郵送料が別途発生するため、トータルのコストはさらに高くなる可能性があります。
デジタル手続きは費用を節約できますが、システムのエラーや入力ミスが不安な場合や、確実に手続きを進めたい場合は、手数料がかかってもプロである留学エージェントに代行を依頼するとよいでしょう。
国によって大きく異なる学生ビザ申請費用を比較
同じ英語圏への留学であっても、ビザの申請にかかる費用は国により数千円から数十万円まで大きな差があります。アメリカ、イギリス、オーストラリアなどのビザ費用を比較してみましょう。
アメリカやイギリスは申請料以外の諸費用も高額
アメリカやイギリスへの留学を検討する場合、ビザそのものの申請料だけでなく、付随して発生する諸費用が高額になる点に注意が必要です。
例えばアメリカの学生ビザを取得する場合、ビザ申請料(US$185)とは別に、留学生情報を管理するシステムへの登録料として「SEVIS管理費(US$350)」の支払いが義務付けられています。合計すると日本円で約8万円前後となり、決して安い金額ではありません。
イギリスも費用がかさむ国です。留学に必要なビザ申請料に加え「IHS」と呼ばれる英国健康保険への加入が必要で、その付加料として£776(約15万円前後)もの費用がかかります。
オーストラリアは申請料の大幅な値上げに注意
オーストラリアは人気の留学先ですが、2025年7月1日の改定により、学生ビザの申請料はAU$2,000へと引き上げられました。日本円に換算すると約20万円(1豪ドル=100円換算の場合)にものぼります。
ビザ申請料は、ビザの申請が却下された場合でも返金されない「審査費用」です。オーストラリアへの留学を希望する場合は、高騰したビザ申請費用をあらかじめ予算に組み込んでおく必要があります。
カナダやマルタは比較的費用を抑えやすい
アメリカ、イギリス、オーストラリアといった国々と比較すると、カナダやマルタの学生ビザ費用は低い水準に設定されています。カナダの学生ビザ(就学許可証)の場合、申請料と個人識別情報登録料を合わせてもCA$235程度で、日本円にして約2万5,000円から3万円ほどで収まるケースが一般的です。
地中海のリゾート地として人気のマルタも、91日以上の長期留学に必要なビザ申請料はEUR100からEUR150程度(約1万6,000円から2万5,000円前後)に設定されています。しかし、これらの国であっても数万円単くらいの出費は避けられません。
初期費用を抑えて留学するならニュージーランドがおすすめ
留学の初期費用を少しでも安く抑えたいなら、ビザ申請料が格安なニュージーランドがおすすめです。手続きにかかるコストを最小限にし、その分を現地の生活やアクティビティに回せる、賢い留学スタイルのメリットを、ここでは解説します。
学生ビザ申請料が他国と比べて安い
主要英語圏の中で、学生ビザの申請費用がもっとも良心的なのがニュージーランドです。長期留学に必要な学生ビザの申請料は、わずかNZ$100で、日本円に換算しても約9,000円から1万円程度で済みます。
オーストラリアが約20万円、アメリカやイギリスが諸費用込みで10万円近くかかる現状と比較すると、その差は歴然です。同じ英語を学ぶ環境でありながら、国を選ぶだけで初期費用を十数万円も節約できる点は、ニュージーランド留学の最大のメリットといっても過言ではありません。
3か月以内の短期留学ならNZeTAのみで手軽
3か月、12週間以内の短期留学であれば、学生ビザの取得すら不要です。観光目的と同じ「NZeTA」と呼ばれる電子渡航認証、「IVL」と呼ばれる国際観光税の手続きだけで入国し、語学学校に通うことができます。
費用はNZeTAがアプリ申請でNZ$17、IVLがNZ$100で、日本円で合計1万円強程度です。手続きもスマートフォンだけで完結します。
アメリカの学生ビザのように大使館での面接が必要なこともなく、複雑な書類作成に悩まされることもありません。「夏休みを利用して少しだけ留学したい」「まずは短期で現地の雰囲気を知りたい」という方にとって、この手軽さは魅力です。
準備にかかる時間と精神的な負担を最小限に抑え、スムーズに留学生活をスタートさせることができます。
浮いた初期費用を現地でのアクティビティに回せる
ニュージーランドを選ぶことで浮いた数万円から十数万円という資金は、現地での貴重な体験に回すことができます。例えば、週末を利用して映画のロケ地を巡るツアーに参加したり、世界的に有名なバンジージャンプに挑戦したり、少しリッチな外食を楽しんだりと、留学生活の質をグッと高めることが可能です。
また、予算に余裕ができれば、語学学校のコースをランクアップさせてマンツーマンレッスンを追加したり、専門的なスキルを学ぶコースに変更したりと、学習面での投資を増やすこともできます。手続き費用という「消えるお金」を最小限に抑え、自分の成長や思い出に残る「活きたお金」として使うことこそが、満足度の高い留学を実現するための秘訣です。
まとめ
今回は、主要英語圏の学生ビザ申請費用を比較しました。数万円から20万円近い費用がかかる国が多い中、ニュージーランドは約1万円と圧倒的にリーズナブルです。初期費用を抑えられる点は、予算重視の留学生にとって最強のメリットといえるでしょう。浮いた資金を現地でのアクティビティや授業のグレードアップに回せば、留学の質はさらに高まります。賢くお得に留学するなら、ニュージーランドが最適解です。まずは留学エージェントに相談し、具体的なプラン作成から始めてみてはいかがでしょうか。
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引用元:https://www.ginapartners.com/
Gina & Partnersは、豊富な現地コネクションや手厚い現地サポートが魅力の、ニュージーランド特化型専門留学エージェントです。ニュージーランド国内の3拠点それぞれに日本人スタッフが常駐しているため、安心して滞在が可能です。
また、ニュージーランド人の代表によるビザ取得サポートをはじめ、学校手配のカウンセリングや就業サポートプログラムなど、幅広い支援体制が用意されているのも大きな特徴といえるでしょう。
