ニュージーランド留学で使える奨学金はある?

公開日:2025/07/30 最終更新日:2025/08/01
奨学金

ニュージーランドは、治安の良さや豊かな自然環境、教育水準の高さから、留学先として人気があります。日本人留学生にとっては、英語力を伸ばしつつ、国際的な視野を広げる絶好の機会となることでしょう。しかし、海外留学には学費や生活費など、多くの費用がかかるため、金銭面で不安を感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ニュージーランド留学に利用できる奨学金制度について、くわしく解説していきます。

ニュージーランド留学における奨学金制度の特徴

ニュージーランドでは、留学生に向けてさまざまな奨学金制度を用意しています。基本的には、語学力や学業成績、ボランティア経験などを基に選考を行っています。

返済不要の給付型が多く、応募先によって対象となる学位や専攻、年齢制限などが異なります。また、政府・大学・民間・自治体など提供元も幅広く、進学先や目的に応じて、幅広い選択肢のなかから選べます。

ニュージーランドの奨学金を受けるメリット

ニュージーランド留学において、奨学金を受けることには経済面以外にも多くのメリットがあります。ここでは代表的な4つのメリットを紹介します。

必要な費用のサポート

学費や生活費、渡航費といった出費をカバーできる奨学金を利用することで、自己負担を大きく抑えられます。とくにニュージーランドは物価が比較的高いため、資金面での不安がある方にとって奨学金は心強い存在です。安心して学業に集中できる環境を整えるうえでも、奨学金の存在は非常に重要です。

ローンの負担を軽減

多くの奨学金制度は返済義務のない「給付型」となっているため、将来的な借金の心配をせずに留学生活を送ることができます。教育ローンを組まずに済むことは、家計への負担軽減にもつながり、卒業後の人生設計にも好影響を与えるでしょう。経済的プレッシャーが少ないぶん、自分の進路や研究により前向きに取り組むことができます。

質の高い教育を受けられる

ニュージーランドには世界的に評価の高い大学や研究機関が多く、少人数制で質の高い教育が提供されています。奨学金があれば、費用の面で諦めていた有名大学や専門的なプログラムにもチャレンジしやすくなります。また、奨学生として選ばれることで、現地での評価やサポートを受けやすくなることも大きなメリットです。

国際的な人脈が広がる

奨学金制度を通じて世界中から集まる優秀な学生と出会うことができ、将来的なキャリアにもつながるグローバルなネットワークを築くことが可能です。異文化交流を通じて視野を広げられるだけでなく、共同研究や国際的なプロジェクトに発展するケースもあります。留学先で得られる人とのつながりは、一生の財産になるでしょう。

ニュージーランド政府が提供する奨学金制度

ニュージーランド政府は、経済的サポートを必要とする学生のために、さまざまな奨学金制度を整備しています。ここでは、政府による代表的な奨学金を紹介します。

New Zealand International Doctoral Research Scholarships(NZIDRS)

「NZIDRS」は、ニュージーランド政府の資金提供に基づく奨学金です。「メリット型」と呼ばれる優れた功績や能力を持つ学生向けの奨学金となっており、ニュージーランドの大学で科学の博士号やPh.D取得を目指す留学生を対象としています。

この奨学金は大学の授業料・生活費などをカバーしており、最大3年間受けられます。また、年間で最大6,000ドルの健康保険が含まれています。

New Zealand Commonwealth Scholarships(ニュージーランド連邦奨学金)

「ニュージーランド連邦奨学金」は、外務貿易省とニュージーランド政府が提供する人気の高い奨学金です。修士号もしくは博士号取得を目指す優秀な生徒を対象としています。

この奨学金には、授業料に加えて週に491ニュージーランドドルの生活費、3,000ニュージーランドドルの渡航費、健康保険が含まれます。

大学留学で使える主な奨学金制度

ニュージーランドの各大学では、優秀な学生のために奨学金制度を整備しています。ここでは、ニュージーランドの大学が提供する代表的な奨学金を紹介します。

The University of Canterbury’s College of Engineering Scholarships

カンタベリー大学では、工学プログラムを専攻する留学生に向けて、奨学金を提供しています。最大15,000ニュージーランドドルが支給されます。学業成績や将来の進路に関する明確なビジョンが評価対象となります。

Victoria Master’s Scholarship

ビクトリア大学ウェリントンが提供する修士課程向けの奨学金制度では、優秀な成績を収めた留学生を対象に最大15,000ドルを給付しています。研究分野やテーマ、将来の計画性が重視されます。

高校留学で使える主な奨学金制度

ニュージーランド政府は高校生を対象とした奨学金制度は用意していませんが、日本の政府もしくは各自治体が提供している奨学金制度を利用することができます。ここでは、そのくわしい内容を紹介します。

トビタテ!留学JAPAN(新・日本代表プログラム)

「トビタテ!留学JAPAN(新・日本代表プログラム)」は、日本の高校生・大学生を対象とした官民連携奨学金制度です。より若い時期からの海外経験を将来の留学につなげるために、高校段階から留学を推進しています

返済不要で、学費・渡航費・滞在費などの手厚い支援が受けられます。

各地方自治体の制度

東京都をはじめとする一部自治体では、海外留学を支援する独自の奨学金制度を設けています。対象人数や支給額は自治体ごとに異なりますが、高校生を対象とした制度も多くあります。

奨学金を申請する際の注意点

奨学金を申請する際の注意点を解説します。

早めの情報収集とスケジュール管理

奨学金制度は、募集期間や申請締切があらかじめ決まっているため、情報収集はできるだけ早く始めることが大切です。とくにニュージーランドの制度は、現地大学や政府が提供しているものが多く、日本国内のスケジュールとはズレていることもあります。

出願時期を逃さないためには、半年から1年前を目安に調べ始めると安心です。また、語学試験(IELTSやTOEFL)のスコア提出や、推薦状・成績証明書の取得には時間がかかることもあるため、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。

書類と自己アピールを用意する

奨学金の申請には、学業成績や語学スコアなどの客観的な証明に加えて、志望動機書や推薦状の提出が求められることが多くあります。とくに志望動機書は「なぜその留学先を選んだのか」「自分がどのような目標を持っているか」を明確に伝える重要な書類です。

審査担当者に強く印象づけるには、単なる希望だけでなく、将来のビジョンや社会貢献への意欲など、説得力のあるストーリーを構築する必要があります。第三者に添削を依頼するのも効果的です。

なお、応募条件や申請書類は変更されることもあるため、必ず最新の情報を公式サイトなどで確認するようにしましょう。常に正確な情報をもとに準備することが大切です。

複数の制度を比較・併願する

奨学金制度には、支給額や対象条件、採用人数、返済義務の有無など、それぞれに特徴があります。1つの制度だけに絞るのではなく、複数の制度を比較検討することで、自分に最適な支援を受けられる可能性が広がります。

また、多くの制度では併願が可能なため、条件が合えば同時に複数へ申し込むことも視野に入れましょう。ただし、申請書類が重複していても、それぞれの制度にあわせて内容を調整する必要があります。

どの制度も「自分らしさ」が伝わることが評価の鍵となるため、丁寧に作り込むことが大切です

まとめ

今回は、ニュージーランド留学に利用できる奨学金制度について、解説しました。ニュージーランドは、美しい景観や教育水準の高さ、治安の良さから、世界中の学生から人気のある留学先です。国を挙げて留学生への支援を行っており、さまざまな奨学金制度を設けています。これらの制度を利用することで金銭的な負担を軽減しながら質の高い教育を受けることができます。ただし、奨学金を受けるには、語学力や学業成績、志望動機の明確さなどが問われるため、早めの準備と情報収集が欠かせません。複数の選択肢を比較しながら、自分に合った制度を見つけると良いでしょう。本記事が参考になれば幸いです。

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